アブラコ釣り

BSで青森のアブラコ(あいなめ)の釣りを放送していました。下記。
 
放送を見ていたら、アブラコ釣りがしたくなりGWを利用して向かいました
家内の実家に帰省するのも目的です
 
当地の船釣りは地元の釣具屋さんが、船宿(船長)を束ねていて
釣り人は釣具屋に予約を入れます
釣具屋さんが、釣り人を船宿に振り分けます
 
釣り人は当日までどこの船に乗るかは解りません
もしかすると、常連さんは知らせれているのかもしれません。
 
当地の船釣りは過去に3回ほど、夏にヒラメ釣りでお世話になっています。
秋田・青森方面に鮎釣りに行って、最終日に沖釣りをするのが近年の定番となっています
※好きな鮎釣りですが、二日間連続でするとなんとなく飽きてきます、、、、釣りが雑になるような気がする
 
 
事前に仕掛け・錘・水深等を問い合わせて聞いていたので、ある程度準備をしていきました(自作仕掛け作成)
 
水深は40メートル以内。錘は100号位。片テンビン仕掛けで集魚版が必要。
餌はホッキ貝をさばいて使う。または「エラコ」という虫エサです。
リールは「手巻き」でいいですよ、とのことでした
 
当日さかした釣具さんに行き、ご当地仕掛け、餌を買って目の前の港に移動
そこで当日の船とご対面。
小さい船です。すでに同船者さんが三人乗っています。
艫のお二人の道具はミヤの4番。
「エ!そんな深場やるんですか?」と尋ねたら
「電動これしか持っていない、手巻きは面倒だからね。手巻きの方が釣れますよ」とのことでした
 
私の場所は右のミヨシ。
この船は船長込みで5人で満員。
今までもこちらの船は東京湾・外房では見たことない小さい船でしたが、
今回のはダントツに小さい。しかも古そう、、、
船の外縁が低い。怖いです。この外縁が低いことで後でびっくりすることが起きます。
当然、椅子無し・竿を刺す穴なし、電源なし、循環海水なしです。
 
船長さんが登場。75歳くらいかな?足腰はしっかりしてらっしゃいます
 
海況はちょっと荒れています。外房なら全然普通。
しかしここは青森。船は小さい。
恐ろしく揺れます。
揺れで波が船の外縁を超えて入ってくるのと、排水口からも排水するどころか海水がダボダボ入ってきます。
甲板は足元は常に3センチくらい海水で満たさせています。
釣り場までは港から約10分。
船長が大揺れなか、ミヨシにきてパラシュートアンカーを入れてくれます。
 
開始二時間でアブラコ3匹釣れました。一匹はビール瓶サイズ。あとは25センチ位。
常連さん曰く、「風が強く船の流れが速くアブラコが食いつく前に仕掛けが流れてしまうから食いが悪い」とのこと
 
何度かの流し換えで船長がミヨシに来ますが、揺れで一人では歩けない状態です
船縁は低く、捕まるところが無いので、乗船者の手を借りて移動です
 
ここで恐ろしいことが、操船室からのミヨシ移動中に船長が船の揺れで半身が落水!!!
バランスを崩して、左のミヨシの釣り人にぶつかり
腰から下が落水。
上半身は船べりに捕まっていました。
船長は「落ちちまった、、、、ツベタイ」と言って
当然、港に戻りました。
他の船もこちらの船が港に戻るを見て、全船早上がりとなりました
 
初めて船から人が落ちるところ見ました、、、、
 
あまりの揺れで、船酔いよりも落水の恐怖でリバース寸前でしたが頑張りました
 
あー怖かった。