群馬の古き良き時代

先日、釣具屋で今年の針を購入していたところ
60歳前後の紳士と昔の鮎のお話を伺いました。
その方は群馬で子供の頃過ごしており、箱めがねで鮎を引っ掛け釣りをしていたそうです。
『昔は利根川上流部、支流で天然遡上がいっぱいいた。一日に100匹なんて普通だった』
『旧盆が過ぎると、25センチは普通、尺鮎なんて無数にいた』
『大きいのはビール瓶の中瓶ぐらいあった。家に持ち帰りビール瓶の横に並べられて、瓶と同じくらいの大きさの鮎を持ち帰ると、父親に褒められるのが嬉しかった』

この話を聞いて驚きました。
現在の群馬の河川の状況はほとんど天然遡上が無いのが一般の常識です。
母なる川の利根川に堰がいくつもあるのが原因なのは、私でも分かります。
すこし群馬の鮎のことを調べてみると
なんと群馬の県魚は鮎だそうです。制定は平成元年。
理由は
・県内の川に放流されているから
なんともさびしい理由です、、、、、
放流魚を県魚、、、、絶句です。
一部では天然遡上を群馬に取り戻す、活動が行われているようです。
はやく県魚の理由を放流魚から、天然遡上の鮎になることを願います。